80gのイカが入って、税込300円。
七味唐辛子で味付けをして焼いたもの。
我が家では、ビールやお酒のお供に欠かせない、ヘビロテメニューです。
辛さはそこまで強くない。
ピリ辛程度でも苦手っていう方じゃなければ、ぜひ試していただきたい。
270年の歴史ある七味唐辛子が、イカを旨くする
七味が風味豊かで、イカの旨さを引き出す一品なんですが、
その七味唐辛子には、「八幡屋礒五郎」が使用されてます。
名前は知らなくても「信州・善光寺土産でよくもらうアレ」というと、
知っている人はわかるかな。
八幡屋礒五郎は、1736年、元文元年創業というから、ざっと270年以上の歴史がある七味唐辛子製造会社。
もとは初代・勘右衛門が善光寺境内で唐辛子を売り出したのが始まり。
7つの素材でビールを飲む
七味唐辛子、というからには、7つの味・素材が入っていて
- 蕃椒
- 白薑
- 紫蘇
- 山椒
- 陳皮
- 胡麻
- 麻種
これらがブレンドされ、270年つづく味を守っているというわけです。
蕃椒は、ばんしょう、と読み、唐辛子の別名。辛味のベースです。
白薑(びゃくきょう)は、生姜のこと。強い香りや辛味成分が日本食に欠かせません。
紫蘇(しそ)は、肉や魚だけでなく、野菜や穀物、米にも相性がいい。
山椒(さんしょう)は、うなぎの蒲焼などでは定番です。
陳皮は、ちんぴと読む。ミカンを乾燥させたもの。
胡麻(ごま)は、旨さのベースになる。
麻種(おたね)。漢字のとおり、麻の種。栄養価も高いもの。
たかが「イカ」を食べるだけですが、これだけの香辛料と270年の歴史で作られた七味が、わたしたちのビール一杯を最高のものにしてくれるんですね。
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